突然ですがあなたは撮影指示書を知っていますか?
撮影指示書を簡単にいうと「私たちの結婚式でこんな写真を撮ってください!」とカメラマンに伝えるための撮影見本のこと。
撮影指示書はinstagramやPinterestが流行ったことの影響で、ここ2〜3年で急激にプレ花嫁さんの中で広まり、キュレーションサイトでも盛んに撮影指示書を作ることをすすめています。
そこで、新郎新婦さんたちからいただいた撮影指示書を持って、たくさんの結婚式の撮影をしてきたカメラマンの目線から、結婚式当日の正しい撮影指示書の作り方をお伝えしたいと思います。
結論から言うと、お気に入りのカメラマンに撮影してもらう場合は撮影指示書の項目は少なく、どんなレベルのカメラマンが撮影に来るのかわからない場合は細かい撮影指示書を作るべきです。
どのカメラマンに撮影を依頼するかで撮影指示書の作り方は変わる!
これは会場のカメラマンでも、外注・持ち込みのカメラマン問わず、あなたはお気に入りのカメラマンに撮影してもらいますか?
それともどんなカメラマンが撮影に来るのか当日までわからない状態ですか?
実はこれによって撮影指示書の作り方は大きく変わります。
お気に入りのカメラマンがいる場合
もしWebやinstagramなどでお気に入りのカメラマンを見つけて依頼している場合や、会場の提携会社のカメラマンの写真の雰囲気が気に入って指名している場合には、要望が多く細かすぎる撮影指示書はカメラマンの個性を奪うことになるのでオススメしません。
結婚式当日の撮影は前撮りのようにたっぷりと時間のある中での撮影ではなく、ライブ撮影と同じでシャッターチャンスは一瞬、どんどん進んでいく進行との戦いでもあります。
そんな中での細かすぎる撮影指示書は、「あっ、今すごくいい瞬間!!」というクリエイティブな感覚を研ぎ澄ますことよりも、いかに撮影指示書の写真をクリアしていくか、という部分に重点を置くことになります。
進行の中で問題なく撮影できる要望であればいいのですが、会場のキャプテン(進行係)やプランナーに「こういう写真のご希望があるので、撮影の時間を作っていただけないでしょうか?」と事前に許可や協力をしてもらわなければ撮影できない場合もあります。
要望が多ければ多いほど撮影指示書を見ている時間が多くなったり、写真を撮影するために段取りを計算したり、先回りしての準備が必要になったりするので、目の前の瞬間に集中しきれないこともあるのが本当のところです。
ベストなのは最低限の要望を伝えて、あとはカメラマンの感性や個性に任せる。そうすると、そのカメラマンらしい写真を撮影してくれます。
例えば、
- メイクシーンを撮ってください
- ウェルカムスペースの装飾やアイテムを撮ってください
- 私たちだけではなく、ゲストの皆さんの写真も撮ってください
- 披露宴の入場は後ろから撮ってください
- サプライズをするので、その時の相手の表情を撮ってください
などなど。
美容院に髪を切りに行って、こんな風にしてください!って最初に言ったあとは美容師さんにお任せしますよね?
お気に入りの美容師さんであれば、なおさらいい感じにお願いしま〜す!って言えば、あなたの髪質や顔の形に合った髪型にしてくれるはずです。
結婚式のカメラマンも同じです。
でも、そのためにはやっぱり自分たちの好みをカメラマンに知っておいてもらう必要がありますよね!
そこでいい記事があったので紹介します。
時間に余裕のある花嫁さんは「結婚式の流れ通りに好きな雰囲気を詰め込んだ(仮)指示書」と「結婚式の流れ通りに絶対撮って欲しい指示書」を作ると良いみたい*
好きな雰囲気を詰め込んだ指示書では、花嫁さんの好きなテイスト(ふんわりした写真が好きか、はっきりとした写真が好きか、雰囲気重視の写真が好きかなど)がわかるそうです◎
自分の好きな写真を詰め込んで、こんな感じの写真でお願いします!っていうのが新郎新婦さんにとっても、カメラマンにとっても両方が幸せになれると思います。
事前に撮影指示書があっても、結婚式当日にならないとどんな風に撮れるのかわからない、というのが正直なところなので、いかにその場を素敵な写真にするかがカメラマンの腕の見せどころだったりします。
もうそこはお気に入りのカメラマンに任せてしまいましょう!
どんなカメラマンが撮影に来るのかわからない場合
会場の提携会社のカメラマンでも、外注・持ち込みのカメラマンでも同じですが、どんな写真を撮るのか、どんなレベルのカメラマンなのかが事前に把握出来ていないときは、もうがっつり細かく撮影指示書を作ってもいいと思います。
この場合のカメラマンには感性や個性などのクリエイティブなレベルは期待しないほうがいいです。
以前のブログ記事→結婚式のカメラマン選びで失敗しないための3つのポイントでもお話ししましたが、カメラマンリストがなく、カメラマンを指名できない会社にはどんなレベルのカメラマンが在籍しているのかわかりませんし、繁忙期になればカメラマン不足になるためハズレを引く可能性も高くなるので注意が必要です。
それなら撮影指示書を細かく作って、これだけは撮ってください!と伝えたほうが自分が欲しい写真に近いものを撮影してもらえるはずです。
まとめ
撮影指示書はカメラマンに希望の写真を撮影してもらうためには必要なものです。
たくさん欲しい写真があればカメラマンに伝えて撮影してもらうべきですし、あなたの好みはしっかりと伝えましょう。
撮影指示書の項目が多いとカメラマンは個性は失い、本来の実力を発揮できない場合もありますが、それでもこの写真はどうしても撮って欲しい!という希望は遠慮なく伝えるべきです。
そのためにはカメラマンとの打ち合わせは絶対に必要です。
カメラマンと直接話をすることで、よりあなたの希望はカメラマンに伝わります。
是非カメラマンといろいろな話をして後悔のない写真を残してもらいたいと思います◎
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