結婚式の写真を誰に頼むのか、もう決めましたか?
会場のカメラマンですか?
それとも外注の持ち込みカメラマンですか?
えっ、友達に頼む!?
悪いことは言いません、結婚式の写真撮影を友達に頼んではいけません。
この記事の目次
結婚式の撮影は責任が重すぎる
まず最初に大事なことを言いますね、結婚式の撮影ってめちゃくちゃ責任重大なんです!
大事なシーンを撮り逃したからといって、もう一回!と言って、やり直してもらうことはできません。
私が結婚式カメラマンのひとりデビューの日、あまりの責任の重さをプレッシャーに感じ、撮影に行かず、このままどこかへ逃げてしまいたい!と思ったくらいです。
今までに700件以上の結婚式を撮影していますが、それでも始まる前は毎回緊張していますし、撮影中にヒヤヒヤすることだって少なくありません。
結婚式の撮影はそれくらい責任の重い撮影です。
友達カメラマンにその責任は重すぎます。
写真のクオリティを期待できない
結婚式の撮影はとても難易度が高いです。
たとえ写真好きな友達に撮影してもらったとしても、写真のクオリティに期待はできません。
もし、友達に撮影してもらった写真が、自分たちの想像していたような写真とは違い、とても残念な仕上がりだったらどうしますか?
プロに依頼していたらクレームを入れることもできますが、友達に対してさすがにそれは難しいでしょう。
もし言えたとしても確実に友達との関係に亀裂が入ります。
そんなリスクを負ってまで友達に写真撮影を頼むメリットはありません。
結婚式の撮影は「臨機応変さ」と「コミュニケーション能力」が求められる
結婚式はイレギュラーなことが多い
結婚式にはタイムスケジュールがありますが、急なスケジュールの変更も多く、想定外のことが起きるので、その場の臨機応変さが必要です。
結婚式の撮影に慣れていない人の場合、急なスケジュールの変更に対応することは難しいです。
会場スタッフとのコミュニケーションがとても重要
- 写真撮影の時間を作ってもらう為には会場スタッフの協力が必要。
- プランナーや、キャプテン(会場の進行責任者)、司会者と連携することで、スケジュールの変更を教えてもらえる。
- 実は新郎新婦さんにはサプライズなんだけど…と言った情報を事前に得られたりする。
結婚式は会場全体がチームプレーで動いています。
たとえ、外注持ち込みのカメラマンや、友人カメラマンだとしても、会場のテリトリーの中で撮影させてもらっているという意識が必要で、会場のチームプレーに加わる、もしくはチームプレーの邪魔にならないようにする姿勢が重要です。
会場への配慮をした上で、きちんとした撮影をしなくてはいけません。
でも、結婚式の撮影経験が少なければ、写真を撮ることに必死になってしまい、そんなことに気づくことすらできません。
会場スタッフとの連携、コミュニケーションはいい写真を撮るためには必要不可欠です。
ゲストを平等に撮影することが難しい
プロカメラマンであれば、ゲストの皆さんを平等にまんべんなく撮影していきます。
でも、プロではない友達は相当社交的な性格でない限り、自分の仲間内の写真が多くなり、家族や親族、その他の自分とは直接関係のないゲストを平等に撮影することは難しいでしょう。
今から10年以上も前、僕が結婚式のカメラマンになってまもない頃、友達の二次会パーティの撮影を多少の謝礼で頼まれたことがありました。(結婚式はせずに、レストランでの二次会のようなものでした。)
元々、それほど社交的な性格ではないのと、友達の二次会という状況に甘えたこともあり、仲間内の写真が多くなり、その他のゲストの写真はだいぶ少なかったように思います。
その結果…
みたいなことになりました…。
この時の友達の言葉は10年以上経った今でも覚えています。
ただ、それでも僕は飲み食いせずに一生懸命写真を撮っていたわけです。
僕の場合は友達のキャラもわかっていましたし、本当に仲の良い友達だったこともあり、その後の友人関係に影響はありませんでしたが、
客観的にみて、双方の気持ちを考えると人間関係がギクシャクしてもおかしくない状況だったような気がします。
結婚式を楽しめない
結婚式の写真を本気で撮影しようと思ったら、席に座っている時間などありません。
撮影を頼まれた友達は、「気楽に撮ってくれればいいから〜」と新郎新婦に言われていても、結婚式の撮影をすることの責任をわかっているので、それなりに撮影するなんてことはできず、
披露宴中も、友人たちと会話を楽しんだり、料理を味わう時間はありません。
もし、友達カメラマンが祝儀を払い、そこそこの謝礼のみで撮影していた場合、もう罰ゲームみたいな状況です。
これで写真の仕上がり関して、新郎新婦に文句の一つでも言われた場合、確実に友人関係に亀裂が入ってもおかしくありません。
友達には純粋に結婚式を楽しんでもらいましょう!
友達にカメラマンがいる場合
もし友達が結婚式専門のカメラマンであれば、真っ先に依頼するべきです。
しかし、友達が結婚式の撮影経験のない他ジャンルのカメラマンだった場合は、撮影の依頼をするべきではありません。
例えば、日本料理の料理人は、中華料理の料理人のように手際良く美味しい、本格的な中華料理を作るのは難しいですよね。逆もまた同じで、カメラマンにも自分の得意分野があるんです。
結婚式の撮影はとても専門性が強い撮影のため、カメラマン=素敵な写真を撮ってくれる、とは限りません。
まとめ
気軽に結婚式の写真撮影を友達に頼んではいけません。
頼んだ新郎新婦さん、頼まれた友達カメラマン、お互いにとってデメリットばかりでメリットは少ないです。
プロのカメラマンにちゃんと写真は撮影してもらって、友達には結婚式を楽しんでもらい、写真は自由に撮ってもらって、後から好意で写真をいただく位がちょうどいいと思います。
結婚式の写真を誰に頼むのかは、慎重に検討することをオススメします!
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